第72回橿原神宮席上揮毫(きごう)書き初め大会(橿原神宮、奈良県書道教育研究会主催、朝日新聞奈良総局など後援)が5日、奈良県橿原市のジェイテクトアリーナ奈良であった。小中学生や高校生、大学生・一般の約1千人が参加した。
大学・一般は課題はなく自由だが、小中学生と高校生は「えま」や「初光白梅」、「元日や晴れて雀(すずめ)のものがたり」などの課題が学年ごとに出された。
2枚の紙に30分以内に清書し、出来が良い方を提出するルール。参加者は、文字のバランスなどに気を使いながら、真剣な表情で一画ずつ丁寧に筆を運んでいた。2枚書きあげると、2階観覧席にいる保護者に見せて選んでもらう姿もあった。
課題の「少年大志」と書いた畝傍南小学校6年の安田悠人さん(11)は、「今年の1年、自分や家族が幸せであるよう願って力強く書きました」と話していた。
特別賞、特選、準特選、優秀作品は14~19日、橿原神宮拝殿内の回廊で展示される。18日午後2時から橿原神宮会館で表彰式がある。