【動画】宮内庁は新年を迎えるにあたり、皇室の方々の映像を公開した=宮内庁提供
天皇陛下は新年にあたり、宮内庁を通じて感想を公表した。2024年は能登半島地震をはじめとする災害の発生や物価上昇などで、「多くの人にとって御苦労の多い年であった」と思いを寄せ、今年も人々が支え合いながら様々な困難を乗り越えていくことができるよう願った。
陛下は困難を抱えている人々を案じると同時に、そうした人々や社会のために地道に活動に取り組んでいる人も多いことを「うれしく思っている」とし、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」とつづった。
また、今年は戦後80年を迎えることについても触れ、「人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられた」と言及。一方で、現在も戦争や紛争により世界各地で多くの命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」とし、「平和な世界を築いていくために、人々がお互いの違いを認め合い、共に手を携えて力を合わせていくことの大切さを感じます」とも訴えた。
宮内庁は、「先の大戦の悲惨…