元日の1日、天皇陛下は、皇居・宮殿で、皇后雅子さまと共に、皇族方や三権の長、各国大使らから祝いの言葉を受ける「新年祝賀の儀」に臨んだ。
毎年行われている国事行為の儀式。衆参両院議長らが参列した儀式は宮殿の松の間で行われ、天皇陛下は「新しい年を共に祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」などと述べた。両陛下の長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女佳子さまも出席。三笠宮家と高円宮家の皇族方は、昨年三笠宮妃百合子さまが逝去したことを受け、出席を控えた。
陛下は燕尾(えんび)服に「大勲位菊花章頸飾(けいしょく)」などの勲章を身につけ、皇后さまをはじめとする女性皇族方はローブデコルテと呼ばれるロングドレスに勲章、ティアラを着用した。
一方、秋篠宮家の悠仁さまは成年に伴う儀式を行っていないため、成年の皇族方とは別に祝賀に臨んだ。悠仁さまは同日午前、和服姿で宮殿を訪れ、両陛下に新年のあいさつをした。車で皇居を出る際には、半蔵門に集まった人から「大学合格おめでとうございます」などと声を掛けられ、「ありがとうございます」とにこやかに応じていた。