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太平洋側を含む広い範囲に雪をもたらした日本上空の強い寒気のピークは19日に過ぎた。気象庁によると、冬型の気圧配置は続き、日本列島は3連休初日の22日ごろから再び強い寒気に覆われ、日本海側を中心に局地的な雪をもたらす可能性がある。
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19日午後4時までの1日で最も深い積雪は青森市酸ケ湯で499センチ、新潟県津南町で355センチ、山形県大蔵村で303センチなど。
20日午前6時までに予想される24時間降雪量は多いところで、北陸70センチ▽関東甲信60センチ▽東海、近畿で50センチ。
気象庁によると、21日以降は、日本海側で再び局地的に降雪が強まる地域もあり、24日ごろまで冬型の気圧配置が続く見通し。
気象庁の野村竜一長官は19日の定例記者会見で、「この冬は大雪が顕著だった。寒気が長く居座って積雪量が増えたことが特徴だ。温暖化と大雪の関係について、気象庁として検討するとともに、大学や研究所の調査結果にも注目していきたい」と話した。