地域政党・大阪維新の会(代表=吉村洋文大阪府知事)が2023年に開いた政治資金パーティーをめぐり、パーティー券を購入していない企業を政治資金収支報告書に記載していたことがわかった。維新は「事務的な作業ミスだった」としており、今月6日に訂正を届け出たという。
今年11月に公表された維新の報告書では、23年9月に開催されたパーティーで約1億2千万円を集めており、このうち大阪府内の五つの企業がそれぞれ同年8月に約40万円ずつパーティー券を購入したとしている。
維新によると、今月初旬に外部から誤りについて指摘があり、調べたところ、大阪市中央区の企業は実際に購入していなかったことが発覚。報告書を作成する際に、類似する社名を間違えて打ち込んだことが原因と説明している。また、この企業の代表者の名前を、誤って他の企業の代表者名欄に入力していたミスもあったという。
維新は26日、ホームページで訂正内容を公表し、「会社様にご迷惑をおかけしてしまったことに対してお詫(わ)びを申し上げます」などとした。