大阪弁護士会は17日、来年度からの新会長が森本宏氏(64)に決まったと発表した。無投票当選で、任期は4月1日から1年間。就任会見で「すべての人が真に公平・公正なスタートに立てる、実質的に平等な社会を目指す」と語り、選択的夫婦別姓や同性婚の制度導入に向けた活動などに力を入れる方針を示した。
森本氏は大阪府出身で早稲田大法学部卒。1987年に弁護士登録し、企業法務を主に手がけてきた。大阪の大規模事務所の代表で、大阪弁護士会の副会長や総合法律相談センター運営委員長、日本弁護士連合会常務理事なども歴任した。
次期副会長は黒田清行、河野豊、大江千佳、渋谷元宏、山本和人、和田義之、山田敬子の7氏に決まった。