大阪中心部に、外国人観光客をターゲットに据えたホテルが次々に開業している。2025年4月に開幕する大阪・関西万博や今後のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業もあり、当面は高い需要が続くとの見方があるからだ。ホテル間の競争も激しくなりそうだ。
「大阪では、来年の万博を含め、様々なイベントがある。京都など各地の観光地へも近く、日本人だけでなく外国人にも魅力的な場所だ」
9月下旬、JR大阪駅北側の再開発地区「グラングリーン大阪(うめきた2期)」に開業した米ヒルトングループのホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」。イベントに出席したヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏はそう語った。
キャノピーは、同グループが「ライフスタイル」と呼ぶカテゴリーのブランド。地域文化を踏まえたデザインや体験、ストーリー性を意識している。日本での展開は大阪が初めてだ。
同グループは5月に大阪城の…