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インタビューに答える関西経済連合会の松本正義会長=2024年12月18日、大阪市北区、野島淳撮影

 関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は朝日新聞のインタビューで、大阪・関西万博の前売り券の販売目標1400万枚の達成は困難との認識を示した。考えられる万博の遺産(レガシー)として、観光などを挙げた。

 松本氏は、万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)では、副会長を務めるほか、入場券の売り込みなどを担う万博協会の機運醸成委員会の委員長も兼ねている。

 万博協会は、入場券の販売目標を2300万枚とし、うち約6割の1400万枚を前売り券で売る計画だ。ただ、2024年12月25日時点の前売り券の販売実績は約746万枚で、計画の5割ほどにとどまる。25年4月13日の開幕まで1月3日で100日となる。単純計算では1日当たり6万枚売れないと達成できない。

 松本氏は「(目標の達成は)…

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