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ドジャースの大谷翔平は50号本塁打を放ち、ベンチで祝福を受ける=小林一茂撮影
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 一年の計は元旦にあり――。何事も最初に目標を立てることが大切だ。新年の計画を練っている人も多いだろう。

 ドジャースの大谷翔平は、岩手・花巻東高時代に、自分が活躍する姿を年齢ごとに想像し、「人生設計シート」に目標として書き込んでいた。

 大リーグ屈指のスーパースターとして地位を確立した30歳が、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせたのは、前回の巳(み)年だった。

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 それから、干支(えと)は一回りした。驚くべきことに、漫画の主人公さながらの人生設計が、現実のものになっている。

 23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表「侍ジャパン」の優勝に貢献し、MVPを獲得したのは記憶に新しい。将来成し遂げることを予言していたかのように、目標設定シートの27歳の欄には「WBC日本代表MVP」と書き込んでいた。

 26歳の欄には、「結婚」「ワールドシリーズ優勝」とつづっていた。これらも、3、4歳のずれがあるが、24年のうちに予定通り同時に実現させた。

 ただ、当の大谷本人も、人生…

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