「大谷米」を手にする大谷直人さん。6ヘクタールほどの田畑で米や大豆をつくっている=2024年10月25日午前10時48分、秋田県能代市、岩田正洋撮影

 大リーグ・ワールドシリーズの勝敗の行方に、ひときわ注目する農家が秋田県能代市にいる。理由は、ドジャース大谷翔平選手の活躍に触発されて始めた、ある「挑戦」だ。

 「ヤンキースという強いチームに向かっていくのが楽しみ」。白神山地のふもと能代市栗山地区で米や大豆をつくる大谷直人さん(52)はそう語る。

 能代市によると、栗山地区の世帯の約9割が「大谷さん」。大谷翔平選手もゆかりがあったとされる。そして能代市と周辺の山本郡3町と合わせて能代山本地域と呼ばれる。

 「栗山」「大谷」そして「山…

共有
Exit mobile version