ペットは家族同然。でも、病気やけがをすると、人間の家族と同じわけにはいかない現実にも直面します。健康保険が使えず、医療費が高額になるためです。そこで、社員のペットにも「健康保険証」を発行して、治療代を補助している会社が大阪市にあります。
カンサイのカイシャ ここがオモロイ!
人間でいえば90歳。ブロードエンタープライズの施工業務部長米田和人さん(50)の愛犬ダイ(17歳)は、ご長寿が自慢のミニチュアダックスフントだ。
6年ほど前、重い膵炎(すいえん)にかかり、食べ物を一切口にしなくなった。しかし、米田さんの妻が「食べなきゃ死んじゃうよ!」と呼びかけると、突然食べ始めて奇跡的な回復をとげたという。
「気持ちが通じたんでしょうね」。一命をとりとめ、よりいっそう家族として絆が深まったダイ。今も米田さんは欠かさず動物病院での定期検診に連れて行く。
ただ、年齢を重ねるごとに目も耳も悪くなり、衰えが目立つにつれて検査項目も増えてきた。検診代がかさむようになり、最近は1回に数万円かかることもある。
「でも、これがあるから大丈…