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夜間中学のようす

 義務教育を十分に受けられなかった人などが通う夜間中学が、全国で32の都道府県と政令指定市にあることが、文部科学省の調査で分かった。

 2022年の前回調査より設置した自治体が12増えた。国は、全都道府県と指定市で、各1校以上の設置をめざしている。

 調査は、都道府県と指定市の教育委員会、全国に53ある夜間中学などに24年5月1日時点の状況を聞いた。

 夜間中学に通う生徒は1969人で、前回の1558人の約1.3倍に増えた。このうち、日本国籍の生徒は前回比1.4倍増の713人。外国籍の生徒は前回比約1.2倍の1256人だった。

 国籍別にみると、28.5%が中国籍で、次いでネパール(22.9%)、フィリピン(9.6%)の順に多かった。

 国籍を問わず、特に10~30代の生徒が増えているという。

 理由について文科省の担当者は、日本国籍の人では、不登校などの事情があり学び直したい人が増えているとみる。外国籍の人では、日本語の勉強や日本の高校入学をめざして学ぶ人が多いという。

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