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多古米グランプリに輝いた林勝彦さん=2024年10月6日午後1時8分、千葉県多古町多古、小林誠一撮影
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 「多古米グランプリ決勝大会」が6日、千葉県多古町あじさい公園で開かれた。多古米はコシヒカリのブランド米。専門家らによる食味審査で、同町南玉造の林勝彦さん(62)がグランプリに輝いた。

 町産業経済課によると、多古米は、ふっくらとした粘りと上品な甘みが特徴。長狭米(鴨川市)、いすみ米(いすみ市)とともに「千葉の三大銘柄米」とされる。

 今年のグランプリには109人から出品があり、決勝大会に6人が進出。食の専門家ら審査員6人が外観、香り、味、粘り、硬さの5項目を基準に選んだ。12回目の出品で初の頂点に立った林さんは「こんなにうまくできたのは初めて。酷暑で先が見えず、毎日、様子を見に行った」と喜んだ。

 「米不足」が話題の今年。1俵当たりの買い取り価格は今、平年の1.5倍程度もあるという。審査員の講評では「今まで食べた多古米の中で今年が一番おいしい」という声が目立った。(小林誠一)

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