岐阜県土岐市と中津川市のラーメン店で今月、期間限定のミャンマー料理が提供されている。新メニュー誕生のきっかけは客から寄せられたあるクレームだった。
新メニューを作ったのは、ラーメン店「岐阜とん太」土岐店のアウンチョーカインさん(20)と中津川店のソートーウィンさん(23)。
2人ともミャンマー出身で、母国が政情不安となり、今年5月に特定技能外国人として来日。ラーメン店などを運営する「岳」(本社・長野県飯田市)に社員として採用された。
新メニューは二つとも、丼スタイルで、ターメリックや唐辛子をきかせた鶏肉のピリ辛料理「チェスィンコンご飯」(土岐店)、鶏肉とジャガイモを香辛料で煮込んだ「チェアルご飯」(中津川店)。いずれも396円(税込み)で1日10食限定だ。
まさかのクレーム、社長は考えた
このメニューが生まれるきっかけとなった出来事は、2人が働き始めて間もないころに起きた。
「日本語の分からない店員を…