東海地区高校野球連盟の審判講習会が11日、静岡県掛川市の掛川球場で始まった。4県から集まった審判委員約40人が、夏の全国高校野球選手権地方大会を前に、ジャッジの技術向上に励んだ。
参加者は、日本高野連から招いた講師たちの指導のもと、コールやジェスチャーを練習。協力した常葉大菊川と浜松工の選手に走塁練習をしてもらい、塁審の動きなどを確認した。
日本高野連の尾崎泰輔・審判規則委員長の講演もあり、「高校野球を次の時代につなぐために、誇りと責任を持ってグラウンドに立とう」と参加者を激励した。
参加した愛知県の後藤健太朗さん(31)は「選手が大会を全うできるよう全力で手助けしなければと思った」と気を引き締めていた。
講習会は12日も続き、本塁周辺で多いプレーへの対処法などを練習する。(吉田博紀)