表彰された中京の清水隆之介前主将(右)と岐阜城北の富田舜士前主将=2025年1月16日、岐阜市の長良川スポーツプラザ、高原敦撮影

 昨夏の全国高校軟式野球選手権大会で3連覇を果たした中京軟式野球部(岐阜県瑞浪市)の清水隆之介前主将(3年)が、日本学生野球協会の今年度の優秀選手に選ばれ、岐阜市で16日に表彰された。

 中京は兵庫県の明石トーカロ球場で昨年8月にあった大会決勝で仙台商を2―0で下し、3連覇。通算優勝回数も13として全国最多記録を更新した。連覇への重圧の中、前年の大会でも活躍した清水前主将は先頭に立ってチームをまとめ上げた。

 日体大に進学し、軟式野球を続ける。将来の夢は指導者だ。「学校生活でも一流になれるよう頑張ってきました。主将になって自分から行動できるようになった。もっとできたかなとも思いますが、チームメートに感謝したいです」と語った。

 この日は岐阜県高校野球連盟の優秀選手の表彰もあった。選ばれたのは昨夏の甲子園に出場した岐阜城北硬式野球部(岐阜市)の富田舜士前主将(3年)。岐阜大会ではチーム最多打点を記録し、甲子園の智弁学園(奈良)との試合でも打点を挙げた。

 中京大に進み、同じく甲子園経験を持つ兄がプレーする準硬式野球部に入る予定だ。「甲子園に出られて幸せでしたが、それまでは悩んだり、色んな壁にぶち当たったりもした。それらが生きていくうえでの良い経験になれば」と話していた。

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