
開会中の埼玉県議会で、持ち時間の超過を理由にいったん質問が取り消されたのに、翌日になって持ち時間内だったことがわかったとして質問への答弁が行われる一幕があった。斉藤邦明議長は27日の県議会で「時間の計測に誤りがあった」として謝罪した。議会事務局によると極めて異例という。
一時取り消されたのは、26日にあった自民党県議団の田村琢実氏の代表質問。持ち時間の45分を10秒ほど過ぎて質問を終えたため、斉藤議長が時間超過を理由に最後の質問を「取り消されたものとして取り扱う」とし、これに対する答弁は行われなかった。
ところが27日になって、同県議団が「質問は時間内に行われていた」として、答弁をするよう議会運営委員会に申し入れた。これを受けて議長が誤りを認め、田村氏の質問に対する答弁をすることになった。このため、本会議は予定より1時間50分遅れた。
議会事務局によると、議員が…