塚田川を調査する京都大学の竹林洋史准教授=9月30日、石川県輪島市、鈴木智之撮影

 能登半島を襲った豪雨で、京都大防災研究所の竹林洋史准教授(砂防工学)が9月30日、石川県輪島市内の複数の氾濫(はんらん)場所などを調査し、記者が同行した。今回の豪雨による斜面の崩壊などに加え、1月の能登半島地震で発生した土砂や流木によって被害が拡大した可能性が高い場所もあった。

【動画】能登半島を襲った豪雨で、京都大防災研究所の竹林洋史准教授(砂防工学)が被災地を調査した=鈴木智之撮影

 氾濫により、複数の家屋が押し流された塚田川。安否不明者の捜索活動が続いていた。

 橋の手前の少し広い部分で水があふれたり、川沿いの家屋を隔てた道路が川のようになったりした状況が確認された。竹林さんは「土砂や流木が流れると氾濫しやすく、家屋も破壊されやすい」と話す。

 川の周辺では地震後にはなか…

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