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吹奏楽コンクールの愛媛県大会に向けて練習する内子中、大瀬中、小田中の合同バンド=2024年7月24日午前10時54分、内子中、戸田拓撮影

 27日から始まる第72回全日本吹奏楽コンクール愛媛県大会(県吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)で、内子町から部活動の地域移行を見据えた3中学の合同バンドが中学生B部門(20人以内)に初めて参加する。高校B部門(同)では、進学校として知られる愛光中学・高校(松山市)が1953年の学園創立以来初めて吹奏楽コンに挑む。

 「人が亡くなるところやで。そんな音では生き返ってしまうがな!」

 内子中の音楽室で、外部指導のトレーナーの谷口利光さんが気合を入れる。

 体操着姿の吹奏楽部員が、プッチーニの歌劇「トスカ」の終幕、恋人の死に絶望した主人公トスカが城から身投げする場面の音楽を練習していた。

 うち3人はデザインが違う体…

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