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会談する中谷元・防衛相(左端)と渡具知武豊・名護市長(右端)=2024年12月14日、沖縄県名護市、上地一姫撮影

 日米両政府が合意している在沖米海兵隊員4千人以上を米領グアムに移す計画について、沖縄県を訪問中の中谷元・防衛相は14日、地元首長らとの面会で、第1段階として約100人の移転が開始されたと表明した。2006年に日米間で合意して以降、在沖米海兵隊のグアム移転が具体的に着手されるのは初めて。

 日米両政府は沖縄の基地負担軽減のため、在沖米海兵隊員4千人以上のグアム移転で合意。防衛省によると、今回第1段階として移転作業を始めたのは、第3海兵機動展開部隊(ⅢMEF)の後方支援要員約100人。残りの隊員のグアム移転は今後段階的に行われるとされるが、移転完了時期は「現時点で示すことはできない」(同省)としている。

 日米両政府は06年、米軍普…

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