「在日カンボジア救国活動の会」の新代表に選ばれ、メンバーの前で決意を述べる露木ピアラさん=2024年12月30日、茨城県結城市、加藤あず佐撮影

 首相一族による政治支配を強めるカンボジア政府が、日本にいる民主活動家の家族を拘束したり、日本から帰国した野党幹部を罪に問うたりする事案が相次いでいる。日本で出身国の政権批判をした人が、その国の政府から圧力を受ける事案は他にも明らかになっており、研究者らはアジアの民主主義の後退に危機感を強めている。

 「独裁政権がどんなに圧力をかけようと、私たちはカンボジアの民主化を目指し、日本であきらめずに行動していく。自由で公正な選挙が行われる日まで」。昨年12月末、茨城県結城市であった「在日カンボジア救国活動の会」の会合で、新たに代表に選ばれた露木ピアラさん(44)の訴えに、集まった約45人のメンバーが拳を突き上げ、民主化への決意を新たにした。

 カンボジアでは2023年、フン・セン氏が38年にわたり務めた首相職が、長男のフン・マネット氏に「世襲」された。有力野党キャンドルライト党(CLP)は上下院選の参加資格を剝奪(はくだつ)され、多くの党員が拘束されるなど、民主派への締め付けが強まっている。

在日民主活動家の弟、カンボジアで一時拘束

 「在日カンボジア救国活動の…

共有
Exit mobile version