イスラエル中部ラマトガンの医療センターで2024年10月13日、レバノンからの無人機攻撃後に担架を片付けるイスラエル兵ら=ロイター

 レバノン南部でイスラエルとの国境を監視する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の施設にイスラエル軍が戦車で侵入するなど攻撃が相次いでいることについて、イスラエルへの非難が強まっている。UNIFILに参加する英独仏伊、中国、韓国など40カ国は12日、共同声明を出し、攻撃の即時停止と調査を要求した。

 国連のグテーレス事務総長は13日、UNIFILへの攻撃は「国際法に違反し、戦争犯罪になる可能性もある」と強く非難した。

 UNIFILに参加しているポーランドの国連代表部はX(旧ツイッター)に声明を投稿。UNIFILは国連安全保障理事会決議に基づく存在であり、イスラエルに決議や活動の尊重を求めるのと同時に、全紛争当事者には「常に隊員の安全を保証する義務が伴う」と指摘した。UNIFIL本部も13日、同様の声明を出した。

 AP通信によると、イスラエ…

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