ウクライナ北東部ハルキウ州ボウチャンスク近郊の村で2024年5月11日、避難のために警察によって車に乗せられる住民=AP
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 ロシア軍によるウクライナ北東部ハルキウ州への激しい攻撃を受け、同州の住民が避難を急いでいる。シネフボウ知事は12日午前、すでに4千人以上が避難したと発表。特に同州ボウチャンスク周辺からが多いという。

 ロシア軍は10日に同州北側の国境を越えて地上作戦を開始。ロシア国防省は11日、国境沿いにある5集落を「解放した」と発表していた。

 ただ、シネフボウ氏は11日、国境沿いの状況について「完全にコントロールされている」「すべての試みはウクライナ軍によって阻止された」と主張。さらに、ウクライナ第2の都市で、ロシア国境から約30キロに位置する州都ハルキウについては「地上作戦の脅威はない」と述べた。

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