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長崎県対馬市の対馬高校が開設している国際文化交流科で韓国語を学び、3月から韓国に進学する3年生たちの一足早い「卒業式」が開かれた。多くは日本各地から対馬に離島留学し、国境に近い島で3年間、隣国について学んだ。成長した姿を見ようと、遠方の保護者や地元の関係者らが駆けつけて門出を祝った。
同校の体育館に1月24日、在校生ら約200人が集まった。
「韓国という一つの共通点だけを持ち、全国から対馬高校に入学して3年、学校行事や寮、下宿生活を通して、私たちは多くのことを学び、大きく成長することができました」
あいさつに立ったのは、福井県出身の3年生、三木家和珠(なごみ)さん(18)。韓国の大学では通常3月から新学期が始まる。卒業式に参加できない3年生のために、学校側は毎年この時期に「送る会」を開いている。
故郷を離れ、寮や「しま親」のもとで生活
同校では2003年度、地理…