今年の囲碁公式戦各部門のランキングが確定し、勝ち星部門で藤沢里菜女流本因坊が男女合わせた全棋士中最多の53勝を挙げ、初の1位になった。2年連続で1位となった対局数80局と合わせてダブルクラウンに。勝ち星、対局数とも2位は52勝、74局を記録した上野愛咲美女流立葵杯。女流棋戦出場のアドバンテージがあるとはいえ、女性棋士がワンツーを占めて大いに存在感をアピールした。

 勝率は関西棋院の中野泰宏九段が、新人王に輝いた三浦太郎四段(41勝10敗)をわずか4厘差で抑え1位に。連勝はともに日本棋院中部総本部所属の六浦雄太八段と鶴田和志七段が13連勝で1位を分け合った。

 各部門の上位5位は以下のとおり。

勝ち星

①藤沢里菜女流本因坊 53勝27敗

②上野愛咲美女流立葵杯 52勝22敗

③井山裕太王座 42勝20敗

③芝野虎丸九段 42勝29敗

③福岡航太朗七段 42勝13敗

対局数

①藤沢 80局(53勝27敗)

②上野 74局(52勝22敗)

③芝野 71局(42勝29敗)

④牛栄子四段 65局(38勝27敗)

⑤加藤千笑三段 63局(39勝24敗)

勝率

①中野泰宏九段 0.808(21勝5敗)

②三浦太郎四段 0.804(41勝10敗)

③黄翊祖九段 0.781(25勝7敗)

④酒井佑規五段 0.780(39勝11敗)

⑤六浦雄太八段 0.769(40勝12敗)

連勝

①六浦 13連勝

①鶴田和志七段 13連勝

③孫喆七段 12連勝

④一力遼名人 11連勝

④伊田篤史九段 11連勝

④原正和四段 11連勝

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