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3月1日から本行が始まる奈良・東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)に向け、戒壇院の別火坊で集団生活を送っている練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)が27日、赤、白、黄色の和紙で作ったツバキの造花を枝にさす「花つけ」をした。
白い紙衣(かみこ)をまとった練行衆らは午前9時半ごろ、別火坊にある千手堂の縁側に、本物のツバキの枝を大中小の大きさに切りそろえて並べ、23日の「花ごしらえ」で手作りしたツバキの造花を枝の先に一つ一つさしていった。
できあがった花は本行の間、二月堂の本尊・十一面観音(かんのん)に供えられる。
練行衆は28日午後、別火坊を出て、二月堂下の参籠(さんろう)宿所へ移る。