レスリングのパリ五輪世界最終予選第3日は11日、イスタンブールで行われ、男子フリースタイルで97キロ級の吉田アラシ(日大)、125キロ級の山本泰輝(自衛隊)は五輪出場を逃した。ともに2回戦で敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。
日本男子フリーは今大会で出場枠を獲得できず、パリ五輪代表は57キロ級の樋口黎(ミキハウス)、65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)、74キロ級の高谷大地、86キロ級の石黒隼士(ともに自衛隊)で確定。男子グレコローマンスタイルと女子と合わせて13人の代表となった。
今回の予選では各階級上位3人に五輪出場枠が与えられ、初日に準決勝までを行い、2枠が決定。翌日に敗者復活戦と3位決定戦を実施し、3位決定戦の勝者同士で最後の1枠を争う。
女子62キロ級では、大阪府出身で一昨年にオーストラリア国籍を取得した増田奈千が敗者復活戦で屈し、五輪出場はならなかった。(共同)