5月の就任後初めてとなる外遊を始めた台湾の頼清徳(ライチントー)総統は11月30日(日本時間12月1日)、米ハワイに到着した。正式な訪問先は太平洋地域の3カ国だが、経由地として立ち寄った。頼氏にとっては、対中国をめぐり最大の後ろ盾である米国との信頼関係を築く重要な一歩となる。
頼氏が到着したハワイ州ホノルルの空港では、対台湾窓口機関である米国在台協会(AIT)のイングリッド・ラーソン執行理事のほかハワイ州知事やホノルル市長らが出迎えた。頼氏はその後、真珠湾攻撃の犠牲者を追悼するアリゾナ記念館などを視察し、台湾出身者らとの食事会にも出席。食事会にはハワイ州選出の米下院議員2人や州議員らも参加した。
台湾総統はこれまでも外遊の…