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記者会見で、参院岩手選挙区の補欠選挙への立候補を表明した木戸口英司氏(中央)=2024年9月7日、盛岡市、松尾葉奈撮影

 立憲民主党岩手県連は7日、常任幹事会を開き、詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ前参院議員=自民党を離党=の辞職に伴う参院岩手選挙区の補欠選挙(10月10日告示、27日投開票予定)に、木戸口英司・元参院議員(61)を擁立することを決めた。すでに無所属の新顔1人が出馬を表明しており、選挙戦になる見通しとなった。一方、自民党県連は候補者の擁立を断念している。

 常任幹事会の冒頭では、小沢一郎衆院議員がオンラインで、「(補選で)圧倒的な支持で勝利を得て、その勢いで衆議院選挙で勝利する。そういう段取りにぜひ持っていきたい」と述べた。その後、非公開で話し合われ、木戸口氏が公認候補に決まった。同日付で党本部に上申するという。

 木戸口氏は、花巻市出身で小沢氏や達増拓也知事の秘書を務めた。2016年の参院選で野党統一候補として無所属で立候補し、初当選。その後、立憲に所属し、22年に再選を目指したが、自民新顔の広瀬氏に敗れた。

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