派閥の裏金問題に関与した議員の参院政治倫理審査会(政倫審)出席をめぐり、自民党は28日に立憲民主党に対し、弁明を求められている安倍派議員27人全員が出席を希望していると伝えた。来夏に参院選を控えて年内で区切りをつけようと、これまで出席要請に応じてこなかった対象議員が足並みをそろえた格好だ。ただ、出席して弁明するとしても、裏金問題の実態解明につながるかは見通せない。
この日、自民、立憲両党の参院執行部が国会内で会談した。自民は、5月の参院政倫審で出席と弁明を求める議決が全会一致で出ていた29人のうち、衆院選に立候補し落選した丸川珠代元五輪相と、離党した大野泰正氏を除く党所属27人が出席の意向を示したと伝達。全員が年内に弁明を終えられるよう協力も求めた。自民は26日には、出席希望者はいないと立憲に伝えていた。
これまでとは打って変わった…