韓国統一省の報道官は13日、北朝鮮の金剛山観光地区にある南北離散家族の再会事業のための面会所を、北朝鮮が一方的に撤去し始めたことを確認したとして、「強い遺憾を表明し、撤去行為をただちに中断するよう求める」との声明を出した。

 統一省によると、面会所は南北赤十字会談の合意に基づいて2005年に着工。550億ウォン(現在のレートで約58億円)をかけて08年に完成した。これまでに計5回、離散家族の再会行事に使われたという。

 声明は「離散家族の念願を踏みにじる反人道的な行為」だと非難し、これに対して「法的措置など必要な措置を検討する」としている。

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