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医学部の入学定員と受験者数の推移。入学定員は微増している一方、受験者数は2019~22年度まで減少傾向だった
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 医学部のある大学と都内の私立中高一貫校が、付属校や系属校関係になる動きが相次いでいる。中高側と大学側、それぞれのねらいとは――。(本間ほのみ)

【まなviva!】(まなび場)

幼い子から人生のベテランまで。「学ぶ」をとりまく喜怒哀楽や最新事情を伝えます。

 昨年11月、北里大学を運営する学校法人北里研究所(東京都港区)と、順天中学・高校を運営する学校法人順天学園(北区)が、法人合併に向けた協議を始める基本合意書を締結した。

 同大には医学部、獣医学部、理学部など9学部がある。順天中高は1834年創立の歴史ある共学校。両法人は2026年4月の合併を目指す。実現すれば順天中高は北里研究所(北里大)の付属校になり、内部進学ができるようになる。内部進学枠の人数や条件は未定だ。

順天中学・高校、少子化に危機感

 大学側から合併の打診を受けた順天中高の長塚篤夫校長は、「10年後の創立200周年に向け、あらためて中長期的な経営計画を考えるにあたり、大学付属も一つの選択肢として考えていた」と明かす。首都圏で中学受験率は高い傾向が続いているが、「少子化による生徒の減少期が、まもなく来る」との危機感がある。

 合併の発表後、最初の入試と…

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