受験生は緊張した面持ちで問題配布を待った=2025年3月4日午前9時18分、札幌市中央区の札幌西高校、古畑航希撮影

 道内の今春の公立高校入学者選抜学力検査(高校入試)が4日、全日制204校、定時制1校の計205校で実施された。

 実募集人員は全日制と定時制合わせて2万4069人。受験者数は2万1657人で、平均倍率は0.90倍(前年度比0.01ポイント減)。全日制は0.90倍。定時制は市立札幌大通高の1校で倍率1.12倍。羅臼とえりもの2高では学力検査の受験者がおらず、試験を実施しなかった。全日制の欠席者は1364人で欠席率は5.98%だった。

 学力検査は国語、数学、社会、理科、英語の5教科で解答時間は各50分。道教委は全教科とも100点中、平均点を50点と想定した。全国学力・学習状況調査の結果などから、道内の中学生にみられる学習上の課題を、高校入試の問題に反映している。

 学力検査についての問い合わせは、道教委入学者選抜実施本部(011・231・4111、内線35―141=6日までの午前9時~午後5時)。合格発表は17日午前10時。各校のウェブサイトに合格者の受験番号を表示する。校内での掲示はない。

 各教科の問題と解答は、道教委のホームページ(https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gks/koukounyuusenn.html)の「公立高等学校入学者選抜学力検査問題」で公開している。

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