「歩く広告業」で使う機器を背負って演説する宇都宮亮氏(中央)=2025年1月25日午後7時53分、北九州市小倉北区、小島達也撮影

 石破政権下で初の政令指定市議選となる北九州市議選(定数57)が26日、投開票された。21人が立候補した小倉北区(定数11)では、国民民主新顔の宇都宮亮氏(30)が初当選した。朝日新聞世論調査で野党トップの政党支持率となる同党の勢いを映す結果となった。

 デジタル広告を前後2面のモニターに表示する、重さ17キロの機器を背負って歩く広告業を2022年に起業。当初は「食べる物がないこともあった」という。そうした経験にもふれながら、「手取り、仕事と産業、子どもと若者、この三つを増やす」と訴えていた。

 「日に日に応援の声、ご支援の声が増えている」。期間中、毎日立ったJR小倉駅前。最終日の演説で、そう手応えを語っていた。

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