「コミュニティーフリッジ(公共冷蔵庫)」と呼ばれる仕組みが、全国に広がりつつある。生活に困っている人たちが、寄付された食料品や日用品を24時間無料で受け取れる、いわば助け合いの冷蔵庫。食品ロスの削減につながる取り組みでもある。
5万点、18トンの支援見込み 埼玉・草加
「ありがとうございます」「いつも本当にたすかっています」
埼玉県草加市のスーパーの一角。草加商工会議所青年部が運営する「コミュニティフリッジ草加」の壁には、利用者からのそんなメッセージが貼られている。
12月上旬に訪れると、15平方メートルほどのスペースには、冷蔵庫と冷凍庫が1台ずつと陳列棚が置かれ、野菜やドレッシング、インスタントコーヒーなどが並んでいた。
「食品ロス削減と食料支援の…