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広島県三次市を拠点に4月からの始動をめざす女子硬式野球クラブチームのゼネラルマネジャー(GM)に、前広島東洋カープ監督の佐々岡真司さん(57)が就任することになった。三次市役所で2月12日、記者会見が開かれた。
チーム名は、三次特産のブドウ「ピオーネ」にちなんだ「三次ブラックパールズ」。2024年8月に選手募集を始め、11月にはプロ野球の近鉄や楽天で活躍した川口憲史さん(48)が監督に就任。選手は現在6人で、三次市など官民でつくる「三次スポーツコミッション」(会長=福岡誠志・三次市長)がチームの支援態勢を整えている。
20年シーズンから3年間、カープの監督を務めた佐々岡さんは「愛され、応援されるチームになるよう一丸となって取り組んでいく。地域の子供たちや若者たちに夢や希望を与える存在でありたい」と抱負を述べた。「野球を通じて広島の方々に恩返ししたい」との思いからGM就任を引き受けたことも明かした。
川口監督は「佐々岡さんに来て頂き、知名度が上がると思う。三次からゆくゆくは全国へ女子野球が広がることを期待している」。福岡市長も「女子野球の裾野を広げ、多くの皆さんに知ってもらえるこの上ない機会になる」と語った。
拠点球場は「電光石火きんさいスタジアム三次」。三次市は全日本女子野球連盟から20年、「女子野球タウン」に認定され、23年には女子野球ワールドカップの予選会場にもなった。