台湾海峡を望む中国・福建省福州の漁港。16日正午、839隻の漁船が爆竹を鳴らし、一斉に北東に進み出た。目指すはこの日、一部で漁が解禁された東シナ海だ。漁師の男性(60)は「天候次第で釣魚島(尖閣諸島の中国名)周辺まで行く」と話した。
東京電力福島第一原発の処理水放出が始まって24日で1年になる。日本産水産物を全面禁輸した中国では当初、「放出から8カ月で汚染水が沿海に到達する」という清華大の研究チームのシミュレーションがネット上で広く拡散した。
「もし汚染があれば・・・」
福島第一原発の処理水放出から1年。中国沿海部の人たちは影響をどう感じているのでしょうか。中国漁船の操業場所を示したデータとともにお伝えします。
だが男性は、「もし汚染があ…