記者会見するFRBのパウエル議長=2024年5月1日、ワシントン、榊原謙撮影

 1日の米ニューヨーク外国為替市場で、1ドル=157円台で取引されていた円相場が一時、153円台前半まで4円ほど急騰した。政府と日本銀行が円安の進行を止めるため、為替介入したとの観測が出ている。

  • パウエルFRB議長、利下げ「予想より時間」 高金利の長期化を示唆
  • 「もう円だけには頼れない」 27歳在英日本人、家賃は実質3万円増

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は1日、政策金利を6会合連続で据え置くと決めた。FRBのパウエル議長は記者会見で、利下げを判断するには「以前の予想よりも時間がかかりそうだ」と述べ、高金利を長く保つ意向を明らかにした。一方で、再び利上げする可能性は「低いと思う」と述べた。

 パウエル氏が利上げの可能性…

共有