14日の東京外国為替市場で対ドル円相場は円安が進み一時、1ドル=156円台半ばをつけた。政府・日本銀行による為替介入があったとみられる2日以来、約2週間ぶりの水準だ。
前日に米国で発表された経済指標が市場の予想より強かったことから、早期利下げの期待が後退し、円売りドル買いが進んだ。
午後5時時点では前日同時刻より57銭円安ドル高の1ドル=156円45~47銭だった。
東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年国債利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時0・965%をつけた。昨年11月以来、半年ぶりの高水準だ。それでも、日米の金利差は依然として大きいとの見方から円が売られた。
今後の市場の注目は、日本時…