ハンバーガーのセットは29ドル(約4500円)だった=4月、米ハワイ、男性提供

 円安に物価高が重なって、海外旅行のハードルが上がっている。日本との価格差に戸惑いの声も。ハワイを訪れた一家に、現状と楽しみ方のコツを聞いた。

 ホテルで買ったアーモンドミルク(236ミリリットル)が6ドル(約930円)、1・2リットルの水が8ドル(約1240円)。スーパーでも卵は12個で7・7ドル(約1190円)。7日から米国ハワイを一家4人で訪れた東京都品川区の男性(39)は、円安と物価高の「ダブルパンチ」にため息が出た。

 ホテル内のレストランに行くと、一度の食事で数万円もかかってしまう。日本にはないチップもあり、負担感は大きい。

 「きちんとしたコース料理にお金を払うなら、まだ納得できるが、ちょっとした食事に相当お金を取られたイメージだ」と妻(39)は言う。海の家のような店で購入したピザ、サラダ、フルーツ、ポケボウル(伝統的なハワイ料理)の4品で82・42ドル(約1万2700円)もかかった。

 節約のために食材を外で買い込み、妻が部屋に備え付けられたキッチンで調理するというのが基本的な旅行スタイル。それでも10泊の間に要した食費は20万円ほどに上った。「日本の2~3倍はかかると覚悟したほうがいいです」という。

マイル・ポイントを有効活用

 夫婦で活用したのはポイント…

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