26日の米ニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=157円台後半まで下落し、約34年ぶりの円安ドル高水準を更新した。日本銀行の金融政策決定会合とその後の植田和男総裁の会見を受けて、東京市場で156円台後半まで円安が進行。ニューヨーク市場で、さらなる下落が続いた。
米国東部時間26日朝(日本時間26日夜)に発表された米国の物価指標が市場予想を上回ったことなどで、米国の高金利が長期化するとの見方が広がり、一段の円安が進み1ドル=157円台となった。市場では、財務省と日銀による為替介入に対する警戒が強まっている。
日銀は26日の決定会合で現…