慈恵病院に託された7人の赤ちゃん=2024年8月8日、慈恵病院提供

 妊娠で悩む女性を救うため匿名で赤ちゃんを預かる「こうのとりのゆりかご」や、病院関係者にのみ身元を明かして出産する「内密出産」に取り組む慈恵病院(熊本市)の蓮田健院長は8日会見を開き、7人の赤ちゃんが今週、一時的に受け入れ先がみつからない状況だったと明らかにした。「受け入れ先を全国に広げて」と訴えている。

 同院によると、7人はこれまでで最多。8日までに一部の赤ちゃんは行き先が決まったという。

 蓮田院長によると、内密出産やゆりかごで託された赤ちゃんは1週間ほど同院で健康状態などを見た後、熊本市児童相談所を通じて乳児院や里親などの元へ移される。

 ただ、受け入れ先が少なく…

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