兵庫県の斎藤元彦知事や県幹部を批判する内部告発文書が報道機関などに配られた問題をめぐり、丸尾牧県議(無所属)は15日、知事や県幹部の言動について県職員にアンケートした結果を公表した。パワーハラスメントや物品供与を指摘する声が複数あったという。
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元西播磨県民局長(60)が作成した告発文書には、職員へのパワハラや「知事はおねだり体質で贈答品が山のように積まれている」など、計7項目が書かれていた。
これを受けて丸尾県議らは4月26日朝、県庁周辺で登庁してくる県職員300人にアンケートを配布。元職員1人を含む21人から回答があった。
うち7人が知事や幹部のパワハラ、6人が知事や幹部への物品供与を回答で指摘したという。
パワハラについては「庁外での公務イベント時には、目的地に15分前に着かないと激怒。随行の秘書が罵倒される」「考古博物館で駐車位置が気に入らないと激怒」などの回答があったという。
朝日新聞は県総務部総務課に対し、こうした言動が実際にあったのかどうか確認を求めたが、同課は「担当部署も決まっておらず現時点では回答できない」とした。
丸尾県議はこの日、県にアン…