18日に始まった大学入学共通テストで出題された「英語(リスニング)」について、代々木ゼミナール教材研究センター英語研究室の中山太郎室長に聞いた。
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難易度も形式的にも、例年と大きな変化がなかった。平均点が高かった昨年と同様、今年も易しめだった。コミュニケーション重視の授業が進められ、リスニングが得意な生徒は増えていることもあるが、問題自体も答えやすかった。
大学入試センター試験では2回ずつ音声が流れたが、共通テストでは1回だけの「1回読み」が登場した。この「1回読み」に配慮し、ややゆっくり話す問題もある。また、表を埋める問題も順番通り、言われたことを答えていく形で、いわゆる「ひっかけ問題」は減っており、答えやすくなっている。
特徴的な問題は第5問で、実…