公明党の斉藤鉄夫代表は21日夜、自民党の麻生太郎元首相らと東京都内のフランス料理店で会食した。出席者によると、公明が推進する選択的夫婦別姓や、今後の日米関係などについて意見を交わしたという。
両氏は2008年9月に発足した麻生内閣で首相と環境相を務めた仲で、会食には当時の首相秘書官も同席した。麻生氏は公明とは距離があり、自民の最高顧問に就いてはいるものの石破茂首相とも微妙な関係にある。一方の斉藤氏と石破首相は中国地方選出という共通点から、意見交換の回数を増やすなど連携を深めている。
少数与党で迎える通常国会の召集を24日に控え、斉藤氏には麻生氏、石破首相それぞれとの個人的なつながりを生かし、自公の結束を図る狙いもあるとみられる。
