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公正取引委員会の職員有志がオリジナルパーカを自費製作した。テック企業のカジュアルな服装にならい、デジタル分野のイベントなどで着用するという=2024年10月2日、都内、村井七緒子撮影

 カジュアルな服装が浸透しているテック企業に対抗して、政府の巨大IT規制の担い手である公正取引委員会の職員有志が、おそろいのパーカを製作した。デジタル分野の講演会や啓発イベントなどで着用するという。

 フードが付いた白地のパーカは、正面には公取委の英語表記の頭文字をとった「JFTC」のロゴが入り、背中には公取委のキャラクター「どっきん」のイラストが描かれている。

 公取委は、グーグルやアップルを規制対象とする「スマホソフトウェア競争促進法」の来年12月の本格施行に向けて準備中。2日には生成AI関連市場の実態調査を開始するなど、デジタル分野での活動が増えている。

 IT企業では、イベントなどで社員が会社のロゴ入りのTシャツなどを着ていることが多い。藤本哲也事務総長は2日の定例会見にパーカを着て登場し、「テック業界との交流が多いことから、親しみやすさを感じていただけるよう有志で企画、作製した」と話した。製作費は職員による自腹という。(村井七緒子)

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