JR福井駅の改札口で、北陸3県の関係者やゆるキャラに見送られる千葉県の中学生ら=2024年5月16日午後1時4分、JR福井駅、長屋護撮影

 北陸新幹線の金沢―敦賀延伸後、初めて修学旅行で利用した関東の公立中学校を歓迎するセレモニーが16日、JR福井駅であった。北陸3県などが協力して誘致活動をしており、改札口で生徒へ記念品が手渡された。

 訪れたのは千葉県船橋市立高根台中学校の3年生ら約130人。行き先が昨年から北陸となり、石川、富山を訪問。今年は新幹線延伸に伴い福井も訪れた。

 初日の14日は富山県の急流、黒部川を下るラフティングで自然とふれ合い、2日目は金沢市内で伝統工芸を体験するなど班ごとに行動。最終日は世界3大恐竜博物館の一つとされる「福井県立恐竜博物館」(勝山市)を訪れた。

 宮崎芙実香さんは「最高の2文字です」、上須田昊大さんは「海鮮がおいしかった」、利根茉奈美さんは「また来たいです」などと話していた。

 北陸新幹線の金沢開業をきっかけに3県が中心となって2016年に「修学旅行誘致推進プロジェクト」を発足させた。料金割引制度があるJR西とも連携し、教育旅行に適した観光素材を紹介する説明会を首都圏で開いたり、動画で魅力を発信したりしている。(長屋護)

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