仮想空間「メタバース」の中で再現された織田信長の居城・岐阜城=岐阜市提供
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 戦国の覇者・織田信長の居城・岐阜城がオンラインゲームの仮想空間(メタバース)に登場した。岐阜市の「メタバース岐阜城プロジェクト」の第1弾で、今回は信長の館があった山麓(さんろく)部を再現。世界的な人気ゲーム「フォートナイト」の中で、散策やゲームが楽しめる。市は若年層を含めた幅広い世代へのPRを目指す。

 「フォートナイト」は、若年層を中心に人気のあるオンラインゲーム。対戦型のほか、さまざまな要素を併せ持つ。市によると5億人を超す登録ユーザーを誇る世界最大級のメタバースのプラットフォームだ。

 今回公開された山麓部のCGは、市がNHKアート(東京)に委託して制作。発掘成果から得られた最新の調査結果や時代考証を元に作った。金箔(きんぱく)瓦が特徴的な信長の館を中心に、滝が流れる庭園や巨石を使った石垣などが登場する。フォートナイトの利用者登録をすることで、パソコンやスマートフォンから無料体験できる。

 三つのメニューがあり、「フ…

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