どっちが強く感じるか?

 ドラッグストア、コンビニやネット通販……。気になる健康効果をうたう「食品」が手軽に買える環境がととのうほどに、利用するかどうかの判断が消費者にゆだねられる度合いは増しています。自己責任を問われて黙るしかないのでしょうか。「サプリを知る」のシリーズで、どう向き合うかを専門家と考えます。

 まずは記者が、東京都心のドラッグストアの売り場を回ってみた。

 「イライラしがちな毎日に」「記憶力の維持に」「活力ある毎日を!」と、太字のポップが目に飛び込んでくる。選び方を店舗の薬剤師に相談しようとするが、忙しいと断られたり、薬剤師は不在で登録販売者に説明書きを読み上げられたり。3店舗目で対応してもらえた。

 試しに探してみたのは「睡眠」をサポートするサプリ。商品を数えると、7種類あった。機能性表示食品、いわゆる「健康食品」と分類は違っても、白や紺色の似た印象のパッケージ。配合されている成分はL―テアニン、グリシン、GABA、ビタミンと様々で30日分程度で価格は1千円台から3千円台まである。

 薬剤師の男性に選び方を尋ね…

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