生まれた時の体重が2500グラム未満の低出生体重児は、大人になって妊娠すると低出生体重児を産みやすく、世代を超えた影響があるとされる。東北大などのグループは、肝臓や胎盤の働きが不十分で低出生体重児を産むリスクが上がることを動物実験で突き止めた。薬でリスクを下げられることも確認した。
グループは、妊娠中の胎児にいく栄養が減り低出生体重になるマウスを作成。このマウスは生後も腎臓の発達が遅れ、高血圧になり腎臓障害が起こりやすく、ヒトの低出生体重児の健康リスクを再現した。
健康なマウスは妊娠中に、胎児の成長を支えるために肝臓の働きが増して肝臓が肥大する。低出生体重児が妊娠すると、肝臓の肥大が起こらず、胎盤の血管があまり増えず胎児の成長が遅れた。世代をこえて影響が連鎖する仕組みがわかったとしている。
血流を増やすタダラフィルと…